自分の顔にはどんなたるみが生じているのでしょうか。
全体的な印象からだけでなく、たるみやしわを、顔の4つのパーツごとにわけて個々にチェックしてみましょう。
まずはたるみやしわの種類を知り、そこから、たるみやしわの原因となるクセを考えてみましょう。
目次
1 たるみやシワの原因になるクセや習慣
たるみやシワができるのには、加齢・紫外線・乾燥・食事ほか色々の原因がありますが、それ以外にクセもたるみやシワを加速させる要因になります。
目をこする、肌を強い力でこすりスキンケアをする、目を細めて物を見る、無表情、食べ物をいつも片方の歯だけで噛む、パソコンやテレビをあごを上げた姿勢で見る、猫背などは、たるみやシワにつながるクセです。
2 顔に現れる加齢のサイン
顔に現れるたるみやシワの中で主なものは次のようなものです。
次に、顔を4つのパーツに分けて、たるみやシワの種類を見ていきましょう。
3 口元に現れるたるみやしわの種類
① ほうれい線
鼻の両脇から唇の端にできる線です。この線の深さで見た目の年齢の印象がずいぶん変わってきます。
無表情で会話が少なく、固いものを噛まない食生活だと表情筋が衰えてたるみにつながり、ほうれい線ができやすくなります。
口角に力を入れるくせのある人にも現れやすいです。
② マリオネットライン
唇の両端からあごに向かう2本の線です。人形のマリオネットの口に似ていることあからこうよばれています。ほうれい線とともに、見た目の印象を大きく左右する線です。
口元から首にかけて広がる「広頸筋」がたるむことによってできます。
下の歯を出して話すくせがあるとできやすいです。
③ くちびるの周りのたてのしわ
くちびるの周りにできるたてのシワで、これがあると老けた印象を与えてしまいます。
くちびるの内周の筋肉を使うクセがあるとたてじわができやすいです。
④ 鼻の下の広がりやのび
への字の口のクセで上唇が伸びやすくなります。
⑤ ほおのくぼみやシワ
加齢に伴い皮膚や筋肉が垂れてくるとできるくぼみやシワです。
⑥ くちびるが薄くなる
口輪筋の衰えが原因ですが、くちびるを口の内側に巻き込むくせがある人にできやすいです。
4 目の下や目元に現れるたるみやシワの種類
① 目の下のたるみシワ
乾燥や紫外線からくる目の下の筋肉の衰えから、目の下にたるみやシワが生じます。
② 目の上のたるみやくぼみ、シワ
おでこの筋肉にまぶたが引っ張られてできます。
③ 目じりのシワ
目の周りの皮膚はとても薄く、化粧品を強い力でぬりこんだり、目をこするくせがあるとできやすいです。
目の周りの乾燥や、目の周りのメイクアップに力を入れないなどの注意が必要です。
④ 目頭、鼻の根元のシワ
物を見るときに顔をしかめるクセがあるとできやすいです。
⑤ ゴルゴ線
目の下から頬にかけて現れます。
パソコンやスマホなどを長時間見続ける習慣でできやすいです。
漫画の「ゴルゴ13」 の主人公の頬にある線から名づけられました。
正式には「ミッドチークライン」という名称です。
5 おでこのたるみやシワの種類
① おでこのシワ
おでこを上げ下したり伸縮させるくせがあったり、猫背やスマホを長時間見るなど下を見る時間が長い、髪を強くひっつめに結ぶ事がよくあるとおでこのシワができやすく、定着しやすくなります。
② 眉間のシワ
眉間にシワを寄せ続けるとできやすいです。
視力が悪くても眼鏡を使わず目をしかめて物を見てしまう人、横を向いて寝る習慣の人などは注意しましょう。
また乾燥も要注意です。
③ こめかみのやせ・くぼみ
眼輪筋のやせこけからできます。
6 あごや首のたるみやシワの種類
① ほおやフェイスラインのたるみ
筋力の低下と血行不良が原因になります。
② あごの広がり
舌をうまく使えず、あごの筋肉が代わりに使われることでできます。
③ 首やあごの下のたるみ・シワ
あごを出す姿勢の人ができやすいです。猫背やパソコンを長時間使う人は要注意。
7 まとめ
たるみやシワの原因は加齢・紫外線・乾燥など多くの要素が考えられます。
また、普段はたるみ・シワには関係ないと思っているくせからも、知らず知らずのうちに顔の中に少しずつ老化のサインが刻み込まれていきます。
たるみやシワの種類から、生活習慣やクセを見直してみることも、たるみ・シワの改善に近づきます。