「舌をきたえることで、シワやたるみが目立たなくなる」、こんな内容が以前「あさイチ」で取り上げられました。
舌をきたえると若々しくなるとはどういうことなのか、またどんな方法できたえるのか、放送された内容をまとめて記録しておくことにしました。
目次
1 舌は筋肉のかたまり
舌は私たちが普段舌だと思っているのは、舌全体の一部、舌の筋肉の上の部分です。
舌は筋肉のかたまりで、下の図は舌全体の図です。
筋肉は何才になっても年齢にあらがえるパーツで、誰でも、何才になっても、一生懸命やれば効果が期待できるそうです。
この舌をきたえる方法を、番組の中で歯科医師の宝田恭子先生が教えて下さいました。
宝田先生は現在60歳だそうですが、たるみのないお顔で若々しく、とてもそんな年齢には見えません。この先生が提案されているたるみ・シワ改善法なら納得がいきます。
2 あごのまわりのたるみにきくエクササイズ
①両手を逆手にして上にのばす。その両手をけんすいをするようにおろしてきます。
②姿勢をまっすぐに正し、あごを少し上げ胸をはります。
この時ポイントとなるのが姿勢です。背筋をピンと伸ばしましょう。
顔と首・胸の筋肉はつながっているので、猫背になっていると効果が半減します。
③目線はまっすぐかやや斜め上にします。
④口を閉じて、舌をで上の前歯の裏につけて、ぎゅーっと押します。
この状態を8秒間キープします。
⑤これを朝晩3回ずつ行います。
痛ければあごをさすってクールダウンします。
このエクササイズは、あごの下を伸ばしながら、舌を使い内側からきたえます。
舌とつながっている舌骨筋などが引きしまり、あごのまわりのたるみがリフトアップされます。
これは舌にしかできないきたえ方です。
3 フェイスライン・二重あごにきくエクササイズ(舌スイングエクササイズ)
①壁から少し離れて立ち、肩幅に足を開きます。
②壁に頭をつけ、上を向きます。
③天井に向けて舌を上に思い切り出します。
この状態で舌を左右にゆっくり往復4回スイングさせます。
④これを朝晩1回ずつ行います。
舌は普段あまり動かすことがないので、舌の付け根がきついと感じるかもしれません。
けれども、これはフェイスラインにきくエクササイズです。
4 ほうれい線を薄くするエクササイズ(舌を回すエクササイズ)
①目線はまっすぐか、1センチくらい上を向いた状態にします。
②口の裏側に沿って舌の先を思い切り伸ばしながら回します。
③左右に3周ずつ回します。
舌を使って口の中からシワを伸ばすイメージです。
このエクササイズによって頬筋(きょうきん)、口輪筋が引きしまり、顔のハリを戻す効果が期待できます。
これによってほうれい線が目立たなくなります。
5 結果
番組の中では、3人の方が2週間これらのエクササイズを実践されました。
そして、3Dカメラでエクササイズ前後の顔のたるみとほうれい線について調査されました。
一人の方は頬の下がすっきりして、たるみが少なくなりました。そしてほうれい線も1.5mm浅くなりました。
あとの二人も、この方ほどの目だったものではなかったのですが、いずれもたるみとほうれい線が改善されました。
このエクササイズは少し痛みを感じるそうです。痛みがひどい場合や、顎関節症の方は注意してくださいとのことでした。
宝田先生は本も出されていています。
6 まとめ
舌は筋肉でできているので、鍛えることにより、たるみやシワの改善につながります。
3つのエクササイズを続けて、若々しさを取り戻したいものです。
ただ、痛みが強い時や、顎関節症の方は十分注意しながら慎重に取り組んで、無理はしないでください。